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空を見上げて

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          ただ びっくりするしかない

          雲の

          カリグラフィー
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by ichirographics | 2011-10-04 10:58 | 視覚

夢をつなぐメッセージ

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被災地へ、そして今後の日本の復興に向けた
メッセージMOVIE「夢」に作品参加、ムービーが公開されました。

4月11日に公開された「絆」につづく(前回の記事はここ
東日本大震災 復興応援 絆プロジェクトの第2弾です。

いま夢、をうたうことが困難な状況かもしれない…でも、
少しでも被災者の方々に勇気と元気を持ってもらえれば。
少しでも現状から前に進む手立てになれば。
そんな気持ちで、制作にあたりました。
今回67作品。参加者の、さまざまな思いが、いっぱいの「夢」を紡いでいます。
多くのひとに、見ていただきたいです。


東日本大震災 復興応援 絆プロジェクト
http://www.kizuna-japan.com/
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by ichirographics | 2011-09-12 19:27 | つながる

指で、じかに

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ひとつの案を詰めていって、手描きの絵が必要に。
引っぱり出したクレパスは年代物。

息を殺して描くのは、つまらない。
ゆっくり、息をしながら、色を塗る。
CGには無い、この直接性が好き。

夢中になって、できたあと
ふと、青や黄に染まった指を見て久しぶりにびっくり。

直接性とは
気づかずに、例えば耳や鼻をさわったりしないこと。
そのまま例えばハッピーターンを食べたりしないこと。
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by ichirographics | 2011-07-25 17:16 | 身体感覚

春たち人たつ

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土曜日。データ仕事にひと区切り、京阪電車に乗って京都へ。

手描友禅作家、着物作家である上大迫博さんの絵画作品展「光の中へ」。
(於・ギャラリーみすや、2/6まで)
上大迫さんとは昨年、僕が装丁を担当する本の
ジャケットのための絵の制作依頼でお会いして、友禅の帯を、
そしてそのあと絵画作品を見せていただいた。素晴らしかった。

また、そのときの絵に出会えた。

黒い絶壁から翠色の淵へ、しぶきをあげておちる一本の白い滝。
その崖のうえにのぞく青空。
あるいは青い海の予感をうけとめる砂浜の白い色面。
また、あるいは、燃えたつ紅葉の嵐山。

きりつめられた表現のなかで、色彩が匂いたつ。
対象に、端正に向きあう座し方に、心があらわれる。
典雅、という言葉がうかぶ。だけどまなざしは柔らかくて人間的。
そんなお人柄に、また触れることができた。

これは日本画、と思うけれど上大迫さんは絵、とただ言われる。
ただ絵を描く、と。
自由に、気負いなく境界を越えること。これは勇気づけられること。

「恵雨」(F6)は、麻紙でなくキャンバスに描かれている。
線としてはみえない雨にけぶる大地の表面から、山の峰から、
うっすら、立ち上る蒸気。
雨にうたれる小屋のたたずまい。
畑のあいだをのぼる小道に、道をつけた人の手わざが感じられて。
自然の中に暮らす、人の賛歌だと思う。


三条・石橋町のギャラリーを辞して東へ1、2分。富小路を北へ入って
H2Oギャラリーへ寄る。
ちょうど事務所から出てきたオーナーの大向さんと出会う。
「或るグラフィック展」のときのお礼を言う。にこにこして「みんな元気?」

開催してるのは「タキグチタカヒロの本の個展」(2/13まで)。
色んな本とグラフィックの試み。謎かけのような本が、とても面白い。
作品に、グラフィックと、紙と、本と、まっすぐ向かいあう姿勢がみえた。
情報性に流れないのはめずらしいこと。
和室に展示した、黒いきら紙を貼った屏風の立ち姿がくっきり、印象に残った。


だんだん日が傾く中、三条から七条へ向かう。
京都国立博物館「筆墨精神:中国書画の世界」(2/20まで)。
僕にはちんぷんかんぷんを覚悟して。これはせっかく母親から券をもらったので。
とにかく小~中学校の習字で何も良い思い出はなく、書道はさけていたのだ。

ちがった。これが収穫だった。

最初の部屋がまず法華経と三国志の巻物に書かれた文字。
思わず曹操、の名前はないかな、と探す。なかったが軍使、があった。
典籍。つまりテキストを写す。版本第一主義になる以前のものだそう。
字がぴっしり、の印象。
でも人の手、筆先の動きがわかる。それがスリルがある。
「本」ではないが紙に書かれたものだ。5世紀、7世紀のもの。
それが残っている。ぼろぼろのもある。残巻。
テキストというと片手落ちになる。写されているのは、文字のすがただ。
見ていくとだんだん、なんだか入っていく。面白い。
集字、模刻、さらにそれを拓本にとって、というふうに伝えられる文字。
南宋、明、このあたりから文人の画も出てくる。文字はのびのびと、
筆づかいのライブ感が伝わる。
内容はまず仏典、説話集、詩文集。楽師が演奏した「雅」というのもある。
日本のだけど、古今和歌集も見た。蕪村もある。
清時代の墨絵で気に入ったのがあった。山中の楼閣図。雪舟のは好きだけど
もっとおおらかで。ワイルドで。勢いがあって。
僕はやっぱり息づかいがあるものが好きなんだ、と思う。

呉昌碩につづき、日本人の、園田湖城の篆刻の部屋が最後にある。
版面は小さいので凝縮、ではなく、空間を生かす、なにより字の力の世界だ。
湖城の、篆刻だけじゃなく書もある。もちろんデザイン的で、かつ奔放。
一番最後に「京都国立博物館」の文字がある。さっき、建物に入る前
正面を見上げて読んでいたあの文字。そのもとだ。
真ん中の字のすがたにひかれた。大のような、これは人をあらわすのだろう、
その下に一文字。地面の上に人。これが立つ、という字なんだ。
人がたつ。

人が書き、彫る。文字には命が宿る。その命を、伝えていく。
人間の営為なんだ。分からないだろうと、敬遠することはない。来て、よかった。
筆の、書の世界。


博物館を出ると、すっかり日がくれて、
京都タワーの上に、細い三日月がうかんでいた。
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by ichirographics | 2011-02-06 03:16 | 展覧会

つながっていく美術展

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展覧会情報がこのところ、続きます。その、今年の最後。

12月3日(金)~15日(水)、
大阪府堺市のギャラリーいろはに で開催される
「アートブリッジ/バークレー美術家交流展」に参加します。

*

「或るグラフィック展」に作ったグラフィックを、
デジタル版画にしようと作業していたところに居合わせ、
試し刷りを見て美術展への出品の声をかけてくれたのが
(社)国際アートブリッジに所属する日本画家のかたでした。

ことし改称、社団法人になった、その国際アートブリッジは、
前身の堺市国際交流美術家連盟として12年余り、
美術家間の国際交流を続けてこられた団体です。

油絵、水彩画、日本画、写真、立体では彫刻、陶芸、など
参加作家が活躍されているのはさまざまなジャンル。
色鉛筆画の妻も、会員のひとりです。
堺市の姉妹都市であるカリフォルニア州バークレーを本拠とする
米国の美術家達が今回、作品参加されます。

だそうです。僕はまだよく知らないので
どんな展覧会になるのかな、楽しみにしています。

ことしは初めてのことばかりで、
今回グラフィックデザイン以外の世界の美術展ですが
あまりそういうジャンルを考えず、中途半端な行き方にならないよう
しっかり初体験しようと思います。

*

今回出品するのは「或るグラフィック展」に出品した
僕のnature/cultureシリーズの「道」と「花」の2点。
そのピエゾグラフ版画ヴァージョンです。

このnature/cultureはもともと、「或るグラフィック展」のきっかけとなった
JAGDAイントラネット内の「JAGDA Illustration Exhibition on the web」
のための作品づくりで浮かんだコンセプト。
それは「或るグラフィック展」のための作品として展示され
また、このコンセプトは、京懐石「和光菴」のポスターとしても実際の形になり
(それはちょうど今週BODY WORK展に出品)
今回はデジタル版画、と、メディアはちがってもアイデアの核のところが
このところ、つながっています。

*

もしご興味があれば、もしお近くに来られたら、ぜひ、お立ち寄りください。

ギャラリーいろはにのある山之口商店街は、いわゆる旧堺市内(中世、
自治都市として栄えた時代、周囲に濠をめぐらせた、その内側の市街。
ちなみに現在、濠の西側は阪神高速で埋め立てられています。)にあって
商店街は正直いま寂しいのですが、
周辺には刃物、線香など伝統のお店、老舗の和菓子店なんかがあって、そうそう
チンチン電車も乗れますし、地図であらかじめ下調べして来られると
良い散策になりますよ。
僕は妻と、まず初日の3日(金)にギャラリーに行く予定です。

・・・・・・・・・・

「アートブリッジ/バークレー美術家交流展」
12月3日(金)~15日(水)
11:00~18:00(最終日17:00迄) 木曜休廊

[会場]ギャラリーいろはに
〒590-0953 堺市堺区甲斐町東1丁目2-29
TEL072-232-1682
http://www.tcn.zaq.ne.jp/art/irohani/

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by ichirographics | 2010-12-01 16:36 | つながる

「或るグラフィック展」終了しました

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京都、富小路三条・ギャラリーH2Oでの「或るグラフィック展」が
14日(日)に終了しました。
会場には沢山の方にお越しいただき、本当にありがとうございます。

週明けから普段のバタバタに入ってしまったので
もうだいぶ日にちが経つような気がしていましたが、日曜に終わって、まだ水曜。
引き上げてきた作品は、搬出時の紙袋に入ったまま。
今のうちにつけておこう、と思います。

JAGDAのイントラネットからはじまり、それが実際の場を得て
展覧会のかたちを成してくるのに参加して、その過程で、
メンバーのひとたちと、つくっている実感を持てたのは、得難いことでした。

展覧会のためにつくったものを、見てもらうというのは、
僕にとって少なくとも、プロになって初めての経験。
どんな風に見て、感じてもらえるか、はとても興味深いことで
僕の作品をひとが見ているのに立ち会うと、どきどきする思いでした。

今回、じっさい多くの方に来場いただいて、あとで芳名帳を見ると
不在の日に思いがけず知り合いの方が来られているのを見つけて、
ため息をついているところに、ギャラリーの大向さんから
「あとで名前みるのは残念やろ」と言われてはい、ほんとに。

つくって、展示して、見る人がいて、
そしてそこに立ち会って、場が成立するんですね。

来られたのに、ちゃんと応対できただろうか、気になる方がいます。
僕がいた日なのに、すれ違った人がいたことも分かって残念だったり。
反省点は多々。

とにかく展覧会は終わりました。
でもつくる気持ちは、発表の場とはとりあえず結びつかずに持続しています。

今回は「culture」のテーマを示されたことがきっかけで
頭の中にあったものがするすると形に、なっていきました。
自然に出てくるのが他にない感じでオドロキで
結果、何と名づけたら良いか分からないものが、とにかく生まれて。
今、頭は同じ状態に活性化されたままで、次の一歩を踏み出そうとする運動状態。
これは自分に自然に、続けるにまかせようと思います。

みんなと、ひとりと。
「或るグラフィック展」で得たのは、大きいものでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

* 展示した作品の最初形は、JAGDAホームページのここで見ることができます。
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by ichirographics | 2010-11-17 11:28 | 展覧会

京都はいい天気

たまたま京都で打ち合わせがあったので その前後、
「或るグラフィック展」が行われているギャラリーH2Oへ寄ってきました。
京都はたまに来るからか、
大阪とは時間の流れ方が、少しゆっくり、違っているように、感じます。
あるいは時間の質が違うのか。

ところでそのギャラリーH2Oですが、場所、入口が、とっても分かりにくい!
なので今日撮った写真を載せておきます。

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少し説明:
四条河原町や四条烏丸、あるいは三条から、つまり
ギャラリーの南から来る場合、
1.のSACRAの建物の角を北へ行くと
2.左手に便利堂があらわれて、一軒おいて
3.ギャラリーH2Oへの入口があります。
細い路地を通って、なかへお入りください。
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by ichirographics | 2010-11-06 01:06 | 展覧会

「或るグラフィック展」始まります

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京都での「或るグラフィック展」、ギャラリーの設営に行ってきました。
全国のJAGDA会員から31名の作品が集まったイラスト・グラフィックの展覧会。
作品それぞれにこめた思いに、いち早く触れて。
現場を、つくってる感覚はやっぱり良いです。

ギャラリーもこじんまりと、素敵なスペースです。
入口は会期中は、サイン(のれん?)が出されていると思いますが
通り過ぎないよう注意してください、小さな戸口から
細い濡れ縁を通ってギャラリーにお越しください。

富小路三条周辺は色んなお店もカフェ、そして文化博物館もあって
散策も楽しめるでしょう。
秋の京都はほんとにしっとりです。

ひとつ前↓の記事に書きましたが、詳細もう一度乗せておきますね。

・・・・・・・・・・・

「或るグラフィック展」
2010年11月2日(火)~11月14日(日)(月曜休)
12:00~19:00(最終日17時まで)
京都・富小路三条 GALERIE H2O  http://www.eaudesign.com/h2o/
京都市中京区富小路通三条上ル福長町109
電話:075-213-3783

・・・・・・・・・・・・
僕がギャラリーに行くのはレセプションのある11/6(土)と、
最終日11/14(日)の予定です。
もちろんそれ以外でも、どうぞご都合の良いときにお越しになって、ご覧ください。
皆様のお越しを、お待ちしております。
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by ichirographics | 2010-11-02 02:35 | 展覧会

手の作業

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久々にアナログ作業。
どこにはどれがいいかな 道具を試しながら。
この中で一番久しぶりのガラス棒は …えっ 30年以上ぶり

来月初、京都のグループ展のための仕上げ。
苦戦? いや、善戦中…

「或るグラフィック展」、また追って詳細を書きます。
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by ichirographics | 2010-10-24 12:06 | 視覚

あと二日

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読書感想文が書き終わらなくて、学校が始まってもまだ書いてて
文字量がどんどん増えて 原稿用紙では足りなくなって
5ミリ升のグラフ用紙に書き継いで
期限はとうにすぎた、9月の半ば過ぎにやっと仕上がって、提出したら
「こんな生徒がいます。がんばって課題に応えて、わたしはうれしい」と
先生は、僕の、遅れた原稿を、学年中にみせて廻られたのだった。

変な子だ、とも、締切すぎたからだめだとも、言われなかったな
でもまあへんな高校生だったなあ。

…と、ふとよみがえる、何十年か前の夏休みの終わりの記憶。

グラフィック展締切まであと二日。 ふう。
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by ichirographics | 2010-08-30 12:02 | 記憶