タグ:グラフィックデザイン ( 35 ) タグの人気記事

WG&A、発足して初めての夏

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1984年の個人事務所設立以来、33年。

グラフィックデザインを中心に複数の業務を統合して、
あたらしい事業体、
株式会社Wグラフィックス&アーツ(略称WG&A)をつくりました。

心にとどくデザイン、のモットーは変わらず
手ざわり、息づかいを大切にしていきたい。

WG&A発足して初めての夏です。
これからもよろしくお願いいたします。

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by ichirographics | 2017-08-04 15:14 | つながる

芳精堂、伝統のかたち

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天保三年創業、芳精堂の懸垂幕を新しくデザインしました。

僕が子どもの頃は祖父と祖母が経営する結納・人形の芳精堂。
笹竜胆の紋が掲げられた店の間の奥では
何人もの職人さんが曲げ物の木工作業をしていて、
二階に上がってもヒノキの匂いが漂っていました。
叔父叔母たちが守った家業を、
その息子の代、僕の二まわり年下の従弟が引き継いで、
改革しようとがんばっています。

芳精堂ホームページでは
「天保参年(1832年)創業以来、
曲げ物を継承してきた、江戸期から存続するものとしては
大阪で唯一、現存するお店です・・・
伝統のかたちに
あらたな良いものも取り入れながら
心のこもった製品づくりに
日々精進しています。」
というふうに書きました。

看板だとかを叔父に頼まれ始めたのは僕が美術学校を出た頃だから、
少しずつ、長い年月にわたってすすむ、
とても息の長いブランディング・デザインの仕事です。

ひな人形や五月人形のセット、節句の飾り。
従弟が打ち出し、叔父が仕上げるかたちは
伝統を踏まえたうえで、斬新です。

芳精堂サイト http://www.houseido.com

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by ichirographics | 2017-06-15 11:55 | 伝える

ペーパーボイス20周年ポスター展に参加

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デザイン展でいつもお世話になっている、
平和紙業のショールーム/ギャラリー、ペーパーボイス大阪。
この5月でオープン20年ということで開催される
「ペーパーボイス大阪20周年記念ポスター展」に、僕も参加しています。
20周年をモチーフに66人のクリエイターが制作したB1サイズのポスターが66点。
ポスターに使われた紙は、平和紙業の紙の中から、
めいめいが選んだファンシーペーパーです。
搬入日に、パネルに貼った紙の風合いを、現場で確認してきました。
いい感じです。

ご興味のあるかたはぜひ、お立ち寄りください。
ギャラリーに隣接するショールームで、いろんな紙をみることもできます。
展示は来週から。
平和紙業の社屋一階のギャラリーなので、オープンは9:00〜17:00、
土日はお休みなのでご注意を。入場無料です。

・・・・・・・・・・・・

「ペーパーボイス大阪20周年記念ポスター展」
会期 : 2017年5月9日(火) ― 5月18日(木)
     9:00 ~ 17:00 [土日休館]
会場 : 平和紙業株式会社 ペーパーボイス大阪
     〒542-0081 大阪市中央区南船場2-3-23 TEL 06-6262-4540
     地下鉄長堀橋が最寄駅。心斎橋駅からも500mほどです。
ポスター展概要:

(写真はぼくの作品の、一部^^; です)






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by ichirographics | 2017-05-05 14:44 | 展覧会

最近の装丁の仕事から

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本の装丁は、とっても好きで、ずっとやっていきたい仕事のひとつ。
表紙デザインを担当させていただいた、「フォルマシオン・ミュジカル 名曲で学ぶ音大入試の楽典」が完成!
仕上がりを送っていただきました。
入試の楽典、ですが、これは、同じ著者・舟橋三十子さんによる『名曲で学ぶ音楽の基礎』I・II、の続編でもある、Formation Musicale シリーズの一冊。
当初、従来のソルフェージュの、堅苦しい、無味乾燥な感じから脱却した新しい表紙デザインを。というご依頼をいただいて始まり、
音楽のお勉強…には違いないけど、それが楽しくなる、発想が拡がるようなイメージでつくったデザインです。
音大をめざす人に、そして、シリーズとしては、音楽のお勉強をしたい人に、ぜひ。

* * * * * * * *

フォルマシオン・ミュジカル 名曲で学ぶ音大入試の楽典
舟橋 三十子:著 B5判 120頁 並製 音楽之友社
【定価】 1,944 円 ( 本体1,800 円)

音楽之友社サイト(立ち読みもできます)
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=100550

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by ichirographics | 2017-02-28 12:28 |

33年目の2月1日

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  今日は事務所の33回目の誕生日。
  1984年の2月は、大阪にはめずらしい大雪で、
  ゲレンデに向かうザクザク道みたいな四ツ橋筋を、
  打合せのために本町から肥後橋まで、
  苦労しながら歩いたのを覚えています。
  きょうはおだやかな曇り空。
  ともかく無事にやってきたことに感謝しながら、
  たんたんと過ごします。





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by ichirographics | 2017-02-01 20:29 | 記憶

Set sail!

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  目の前にひろがる大海。

  真っ白な帆に

  いっぱい風を受けて

  未知の世界へ

  乗り出そう。



  明けましておめでとうございます
  本年もよろしくお願いいたします

  2017/仕事始めの日








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by ichirographics | 2017-01-05 10:43 | 描く

BODY WORK展、開催中

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「この1年の間に制作された『作者」と『デザイン』の関係をもっとも明快に表わした『仕事1点』を集結した」JAGDA大阪のBODY WORK展が、11/28(月)から、長堀橋のPAPER VOICEで開催中です。
ぼくはアルバム「かざおと」用につくったプロモーション動画の
曲が進むにつれて空の色が変化していく14のカットをB1パネルに展開、出品しています。
大阪のグラフィックデザイナーたち、のうち数十人の仕事。興味があるかたはぜひ、覗いてください。

・・・・・・・・・・・・

BODY WORK 11
12/8(木)まで 9:00~17:00(最終日は15:00まで)
土日休み 入場無料

会場:平和紙業PAPER VOICE
542-0081 大阪市中央区南船場2-3-23
地下鉄堺筋線・長堀鶴見緑地線[長堀橋駅]2B出口より徒歩3分ほど
地下鉄御堂筋線[心斎橋駅]1番出口から東へ徒歩10分ほど

詳しくは JAGDA大阪 BODY WORK 11のページ
http://osaka.jagda.or.jp/bodywork/index.html

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=CXMoGoepbYo

(下は設営中の写真です)

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by ichirographics | 2016-11-29 13:28 | 展覧会

スタッフへのレクチャー

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新しく参加するスタッフの希望で、急遽
デザインのレクチャーをすることに。

どんな内容にしようか、電車の中でメモをつくって、
これまで自分なりに作ってきたみちすじを、書きつける。
デザインワークのプロセスは何度かまとめていたので、あらためて見直す機会に。
そのもとに流れる水脈みたいなものを、あるいは
自分のオブセッションみたいなものを、たぶん初めて書き出していく。

視覚言語としてのデザインの方法で、どこまでいけるか。
そしてどう、コンセプトを昇華させるか。
手書きのレジュメに沿って、指標として援用する
‘60年代後半から‘70年代の意識の冒険。
‘90年代はとばして(笑)現在・未来へ。

つくづく、ほぼあの時代のもので自分が出来ているのが、わかった。
デザインも、音楽もなにも、すべてがつながっている…。
それが見えたのは、自分にとっての成果でした。

と、いう感じで概論、とちょっと実習、のレクチャー第1回は無事、終了。
考えが伝わったようでよかった。良い生徒だ!
つぎは何をしようか、また考えないと。
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by ichirographics | 2016-06-26 18:24 | 伝える

最近の装丁仕事:アフリカ音楽の正体

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ワールド・ミュージック、という言葉があたらしかった、世紀の変わり目のころ、
特にマリ、ギニア、セネガルといった西アフリカからの音楽に、僕はどきどきしながら接していたのを思います。
あるいはそういうアーティスト、というのでなくコンゴのイトゥリ・ピグミーのうたのフィールド録音が神秘的で、ときどき森に入りたい、みたいなときにじっと聴いていたり。それはエイモス・チュツオーラの書く不思議な物語ともまじったような、頭の中の森、を思います。
そうしてこの20年の間、激動したアフリカの現実世界を、思います。

音楽関係の装丁仕事を、もう一冊。
これは今月10日、発行されたばかりの
塚田健一・著「アフリカ音楽の正体」。

最初依頼のメールをみて「正体」は「招待」の変換間違い?と思ったけど、ただしく、正体。
まえがきには、何らかの形でアフリカが、あるいはアフリカ音楽が気になっている方へ、その関心を「さらに二歩、三歩、とアフリカ大陸に引き寄せることをもくろんで書かれたものだ」とあります。

考えて、カバーには、ドラムを叩く指先をクロースアップして、土壌と熱気そして波動を感じる、重層的なイメージをつくりたいと思いました。
視覚的にはざらざらしたテクスチャーだけど、手に取るとマットPPが滑らか、というちょっと不思議な感覚。
身体に馴染む色彩と質感、を思った装丁は、うまくいった!と思える仕上がりです。

デザインの工程的には、ふだんオフセット4色刷を前提にした作業がほとんどなのですが、階調のある2色刷の場合の、4色とは異なるソフト上での原稿づくりの難点・課題と、単純にみえて奥深い2色刷の魅力と、両方、あらためて感じる仕事でした。

記述は多角的、読みはじめただけでもそうとう(音楽的な意味で)刺激的。
僕にはレベル高し!と思いながらすでに面白い、です。

目次を紹介します。

[理論編]
第一章 アフリカ・リズムの衝撃       
第二章 アフリカ・リズムの奥義        
第三章 アフリカに「ハーモニー」が響く    
第四章 アフリカの旋律をたぐる       
第五章 太鼓は話すことができるか    
第六章 子どもと遊びと音楽と        
[実践編]
第七章 アフリカの太鼓で合奏しよう

といった構成。興味あるかたは
音楽之友社サイトで「立ち読み」ができるのと、
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=135700

特設ページでは
著者によるフィールド録音のダイジェスト音源が試聴できます。これは面白いです。
http://www.ongakunotomo.co.jp/useful/africa/index.html


「アフリカ音楽の正体」塚田健一 著
定価2,592円(本体2,400円)
四六判・264頁
株式会社 音楽之友社

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書店の棚ではこんなふうにオビがついて。
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by ichirographics | 2016-06-21 10:28 |

白い紙の束に

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最初に想像するのは白い紙の束。
そこに思念が行を成し、陰影がにじむ記憶が図版となる。

白い束をおおう表紙に海、を考え、
角背に光沢ある紺クロスを貼って大海原を託した。
さらにそれを包むものとして空気をふくんでやわらかく白い紙で函をつくる。
大気の外函、海の表紙。それに紺のスピン、明るい青の花切れ。水色の見返し。
半透明の紙に湧きあがる気泡の図像を刷って別丁扉とし、本文へ導く。
これで、この本は船のように出航することができるだろう…

このイメージが夏にできて、あとはそれに従って
こつこつ、構成していったんだった。

本は子どものころから貪るように、目に捉えた文字の形や絵のかたまりが
頭に沁みこむまで、感覚ぜんぶをつかって、読むものでした。
美術学校を出たあと、イラストレーターのスタジオを経て
20歳すぎに勤めた会社の、業務のひとつが
大型本や企業の社史といった書籍をデザインする仕事。

読む側の気持ちで本をつくるのは難しいことではなかった。
むしろめっぽう楽しい仕事。

・・・ということで何十年後の現在にいたるまで、
僕の事務所の業務のひとつの分野としてブックデザインは続いています。

今は制作の工程が、すっかり個人のコンピュータのなかで完結してしまいます。
自在なようで、これが狭い、ある種閉じた世界だという気がずっと、しています。
見方が独善的になる、という反省も。

かつて文字組みのこと(緊張感、リズム!)は写植屋さんに、
写真(深み、あでやかさ)のことは製版屋さんに、というふうにして、
それぞれの分野のベテランで、気概あるおじさんたちに教わりました。

今回、組版はひとりで取り込まず、依頼したのが
一昨年知り合った、でもじつは30年以上前に、ある書籍を一緒に作ったことで
かかわりがあったことがわかった人たち。
なので、お互い、よう生き残ってはった!と涙の^^;再会をした人たちでした。

製本、製函のプロセスはもちろん専門のひとたちの手を経て、
それぞれのベテランにお願いできたことは良かった。
そのおかげで僕は著者の意図を生かしつつ、企業体の歩みが
有機体のように浮かびあがってくるかたちづくりに専念することができました。

ということで、装丁プランから、基本フォーマットづくりという僕の仕事では、
おなじみの鉛筆が活躍しました。

かつてやっていたことに戻る、というかまた巡ってくるんだな、と思います。
これはまた続いて、そしてまた巡っていきます。

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by ichirographics | 2016-06-12 14:42 |