<   2012年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

配置変え中

d0181344_131997.jpg


朝、扉を開けて、わかっていても、びっくり。
おお、やっぱりすごいことになってる。

急にプリンタを入れ替えることになり
妻の色鉛筆画教室の生徒さんも増えてきたので
今までの配置では動きにくかったしテーブルも増やしたい、ということで
この機会に事務所空間の配置変えをすることに。

昨日、遅めの午後からはじめてみると
大きなモノの単純移動に先立つ作業がけっこう。
とりあえず載せて、寄せて、あるいは隠してた色んなモノが多いこと。
この際整理・掃除し出すと切りがない、帰れないことになる。

だからとりあえず、大きなかたまりを動かし、位置を決めたら
これで目途がついたと、あっさりと昨日は切り上げたのでした。

・・・・・
きょうはまだ道半ば、なのがわかっています。
メールチェックをしようとしたらモニタは真っ暗。まいったな、と
ケーブルを辿ったら電源の挿し込みが単に外れてました。

そんな、静止した混乱の中にいます。
ぼちぼち、動かしていきます。

長いこと書類に埋もれてた机の天面も見えてきたし
明日はもう少し先が見えているでしょう。



ああ、でも腰がやばい・・・
[PR]

by ichirographics | 2012-02-28 13:20 | 空間

えどりのきれ

d0181344_057861.jpg


廃屋…?と見紛う佇まい。
門を入ると年月を経た、でもひっそり人の気配が感じられる、
まるで子供のころ絵本で読んだ秘密の花園に踏み込むような。

ここは枚方、星が丘。
洋裁学校だった建物を使い続けてるというギャラリーで
待ち合わせした時間に、ぼくは忘れ物をとりに戻ったせいで遅刻、
友人をすっかり待たせてしまいました。寒い中スミマセン・・・
茨木のギャラリーでみた「うつつ」(ここに書きました)から一年ぶり
有果里さんの個展「えどりのきれ」を見にきたのでした。

ワックスも剥げて久しい板張りの教室(ほんとに教室、黒板も残っています)に
浮かんだ、いろとりどりの手染めの布。
一枚一枚に描かれた、草の葉、花、まりのような模様、とり・・・。
それが一緒になってゆるやかに、まわる。有果里さんの世界です。

きれの世界に入っていくときのめまいと
ふいのかすかな風に揺られるきれのおどり

ときおり裏庭から小鳥の声がきこえ
雲の切れ目から光の棒がさしこむ

うつつのあの世界はたしかにあって より自由に
外の空気や光と一体になって羽をのばすものが ここにはありました。

今日は作者の有果里さんに、初めて会うことができました。
勝手に想像していた作者のイメージと、目の前の、チャーミングな女性。
思っていたより何ていうかしっかりして(失礼!)ギャップがうれしくて
ちからのつよい、眼のきらきらに、ひきこまれそうで。

しばらく三人でいろんな、とりとめのないお話をしている間にも
部屋の光はうつろい、きれの表情は変化していきます。
この写真は、そのときことわって撮らせてもらいました。
ありがとうございます、有果里さん。

思わず長居、辞去したあと有果里さんにすすめられた、裏手のカフェ
(これがまた!)で腰を落ち着けてよもやま話は際限なく・・・

いい時間を過ごしました。
絵・えどりのきれ・と一体になった、この展示は、なんていうんだろう。
独特で口で言うことは、今まで書いてきたけど、できなさそう、
写真で空間を撮っても、その感じは伝わらない、いろいろなものが抜け落ちそう。
たぶん、かたく言うと、総合的な体験。その場で感じるもの。

枚方で、こんな場所があったんだ、という少しおどろきと
そこで、過ごした時間の不思議な手触りが貴重で、
また今度、花が咲く春先、再訪したい、秘密の花園。

有果里さんの絵の世界もまた。再訪したくなる、場所です。

展覧会は始まったばかりです。ぜひ。



有果里 個展  えどりの きれ
2012.2.8wedー2.19sun
SEWING GALLERY ソーイングギャラリー
〒573-0013 大阪府枚方市星丘2-11-18 星ヶ丘洋裁学校内
http://sewing-g.com/
月火休廊
12:00~18:00 最終日は17:00まで

有果里さんのブログ:http://yukari515.exblog.jp/
[PR]

by ichirographics | 2012-02-10 00:59 | 展覧会

グラフィス、金賞

d0181344_16194.jpg


米・グラフィスからメールが来て、何だろう?とひらくと
Congratulations.
Poster Annual 2012に掲載が決まっていたポスターが、
いまGold Awardに選ばれたのでした。
思いがけないことでした。

Graphisのサイトで確かめると
Winnerのページに Ichiro Watanabe Graphics の名が
Chermayeff & Geismar や Niklaus Troxler ・・・、
畏敬する世界的デザイナーに混じって、ありました。
(上の画像はその画面です。)

Graphisでは、Design Annual 2011でプラチナ賞をいただいたのと
連続しての受賞。
信じ難いことがつづいている気が、正直どうしてもしますが
でも素直に、うれしいです。

受賞対象となったのは「京懐石 和光菴」のためのポスター。
応募時のdescription には

"Kaiseki Restaurant Wakouan"
A poster I made for a Japanese "Kaiseki" restaurant in Osaka. Here they
serve Japanese cuisine using fresh and natural material in traditional
Japanese style. Copy says: It's a pleasure to have both nature and culture.

と書きました。

自然、文化 ともにあるよろこび。

私たちの、身のまわりにおいては、基本になる、
あたりまえといえば、すごくあたりまえのとらえかた、だけど
見失いがちな、日々のすごしかた。
そういうことがいま、大事かもしれないという
このポスターをつくった時の僕だけでない、チームの思いが、
評価されたんだなあ・・・、と感慨深いものがあります。

みずみずしい感覚で、料理の冴えをみせた和光菴の総料理長 結野さん。
うつくしく、力強い写真を撮影した吉澤さん。
金賞、とりましたよ!

これを励みにして、自らを信じ
これからもどんどん、頑張りたいです。


d0181344_1102182.jpg



ポスターの掲載が決まったときのことはここ
Graphis Design 2011でのことはここに それぞれ書きました。
[PR]

by ichirographics | 2012-02-04 01:19 | つながる

2月1日

d0181344_12292795.jpg


28年前。ぼくは28才だった。
頭のなかはL.モホリ=ナジ、ミルトン・グレイザー、マーク・イングリッシュ、
パウル・クレー、カンディンスキーと
ごちゃごちゃの夢みたいなことでいっぱいで
持ち物は少し。製図台と椅子と若干の本、レコードを
見つけたばかりの古いビルの、北と東に窓が開けた角部屋に運び込んで
印鑑、あたらしいマーカー・セット、三角定規を揃え、
電話を契約しに行った。いま使ってる番号だ。

四坪だけど天井が高くて物がないので
事務所からそのあたらしい電話をかけたら向こうのひとに
えらく声が、風呂場みたいに響いてるよ。どんなとこからかけてるの?
といわれたくらい、音が空間に反響していた。
はじめのことは鮮明で、引っ越して今は物だけは増えてしまったけど
心はいつでも、あの何にもない事務所に戻れる。

結局その10年後にやってきたコンピュータで考えることはせずに
いまも、紙に手で描きつけるところから始めるのはおなじだ。

* * * * *

創立記念日。29年目に入ります。

そしてことし、事務所は形を変えます。

いままでの渡辺一郎事務所の企画・デザイン業務と
ウインドミルでやり始めていた色鉛筆販売、その他の分野のしごとを
ひとつに統合するのです。
名前も考えてあります。

W Graphics and Arts
ダブリュウ グラフィックス アンド アーツ。

やりたいことがハッキリです。
グラフィック、を前面に出すということでもあります。

そのためのもろもろの準備はまだまだこれから、で大変ですが
何も知らずに始めた、最初のことを思って、前を向いて、行きます。

そんな記念の年の、2月1日。
朝、ひどく降っていた雨も上がりました。青空もみえてくるでしょう。
[PR]

by ichirographics | 2012-02-01 12:30 | 描く