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はじまりの日

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2月1日は、渡辺一郎事務所創立30周年の記念日でした。
近しい人たちに来ていただいて、夜まで楽しいひとときを過ごしました。
30年、続けてこれたことに、感謝。
お世話になった、支えてくれた方々に、感謝です。

あらためて、大切なものを確認できて、
やるべきこと、したいこと、いろいろが
模索中だったり、手つかずだったりなのも見えてきました。

はじまった日から
また、はじめよう。
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by ichirographics | 2014-02-04 18:27 | つながる

クリエイターEXPO、参加してきました!

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7/3(水)~5(金)、参加していたクリエイターEXPO東京が終了しました。
僕にとっては前日の設営に東京入りして
会期終了の翌日までのほぼ一週間、
このために堀江の事務所を空けたことになりますが
久しぶりに東京の空気を吸うのは良いもんでした。

東京ブックフェアを主体に電子出版EXPO、プロダクションEXPOなどと
同時開催されていたクリエイターEXPO東京の、
沢山のブースの中から僕のブースを選んで、
あるいはたまたま、お越しになった沢山の皆様、
本当にありがとうございました!心から感謝いたします。

見ず知らずの、多数のお客さんを前にして
いったいどんなことができるのか、どういうことになるのか
さっぱり予測がつかず不安もありましたが、
ふだんのままの考えに沿ったプレゼンテーションを展開し
exposeの文字どおり自分を曝すことで得られる反応から
自分の可能性を(まだ、いけそう!)感じることができたのは
いいことでした。

そして三日間、ともに過ごした近くのブースのデザイナーの方々。
僕ひとりでなくみんなと一緒にこのどきどきを乗り切ることができた、
という実感がありました。
みなさんそれぞれの分野において、驚くほどすばらしい仕事をされていて
本当にすぐれたデザイナーで、でも本当に気さくな、
息子への東京土産(笑)を一緒に考えてくれたり、いい方ばかりで
僕はもう、勝手に仲間、と呼ばせてもらいます(笑)。

最終日6時、蛍の光が流れて、思わずお疲れさん!と声をかけあうと
あちこちから拍手もきこえます。
早く片づけ終わったひとから別れを言い、握手をかわします。
パネルを剥ぎ取り、展示した作品資料をもとどおり梱包するのは
予測通り時間のかかることで、気がつけばブースのブロックは僕ひとり。
一番乗りして、去るのは最後、
...the first to come and the last to leave...
という、ジャクソン・ブラウンの昔の歌の文句みたいだな、と思いながら
がらんとしてゆく会場で荷物と格闘していました。

空調は切れて、解体チームの、イスをたたむ音、カートを転がす音や
ときおり怒号が飛び交う中、汗は止まらず、
でも、三日間で出会った人たちの顔が、目が、次から次へと浮かび
手応えの充実感が、疲労したからだにしみわたります。

そこへ段ボール箱をふたつ、かかえたひとが
あっ、まだおられたんですね!
彼女は僕のブースのちょうど裏側で、おなじ壁面を背に頑張っていた
北海道から参加のイラストレイター。
楽しかったね、とうなづきあい、どんな感触だった?ときくと
「どうしよう、きいた話がみんな動くと、えらいことになる!」
「僕も!」
さあどうなるでしょうか。それはこれからのこと。

翌日。
一日多く開催される国際ブックフェア最終日をゆっくり見ようと
こんどは客として、東京ビッグサイトを訪れました。
業者だけでなく一般客が入場できる二日目、土曜日とあって
ブックフェアはさすがに混雑していました。
僕はクリエイターEXPOの会期中はちゃんと見ることのできなかった
ことしのブックフェアのテーマ・日韓交流の展示を見て回りました。
ハングル文字の美しい出版物をひとつひとつ、手にとって見ます。
韓国の出版文化の最良の部分なんだろうなあ、と感じたり
とにかく近いのに、ほとんど知らない本の世界。

あるブースの、一連の本、写真を主体にした本の姿にひかれました。
お粥だったり、ガーデニングだったり、テーマごとに一冊の
たぶんシリーズのそれぞれが素敵で、とりわけ
ナムル料理の本に、写真に、レイアウトに、目を奪われます。
あんまり素敵で、美しい本ですね。とそこにおられた方に声をかけると
ありがとうございます。と、話をするうちに、彼女自身が、その本の
ブックデザインを手掛けた本人であることがわかります。
JIGYUNGというその出版社で、彼女は日本語を話せるという理由で
営業職でないのに出張することになったと。
一冊一冊、内容と、作ったときの話を聞かせてくれます。
まだ若い彼女は、日本語のデザインを勉強して、
将来は日本でも仕事をしたいとのこと。
日本に来て、デザインの現場の人と話せたのは初めてです、と
喜ばれると、ぜんぜん日本の現場を代表するわけでないけど、
なんだか僕もうれしくて、彼女に、
昨日まで、そこに、たくさん素敵なデザイン仲間がいたんですよ。
と言ったのでした。

素敵な出会いがまた、ひとつ。
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by ichirographics | 2013-07-08 02:15 | つながる

やさしいハンカチ展、終了しました


一昨日のことですが、「やさしいハンカチ展」、終了しました。
ご来場いただいた方々、ありがとうございます!

最終日の夕方、撤収に参加しました。
大阪地区のメンバーと、手分けしてハンカチを外します。
会期中に、展示位置は入れ替わっているので
全396枚を、順番どおりに揃えていくのは思ったよりたいへん。

まずざっくり百枚単位でわけて
そこからまた何十番台、というふうに仕分けていくのですが
阪急9階のおしゃれなフロアはごつごつした石なので
ついた膝がだんだん痛く・・・
ぜんぜん重い作業ではないんだけど。

そう、ハンカチなのでふわり。
一枚一枚手に取ってまじかに、もういちど見る。
すてきだなあ、って思ったり、遠方の知り合いのだ、だったりを
しわが寄らないようにふわり、揃えてかさねていくのは楽しいこと。
こんな時間が、いいなあ。としみじみ味わいます。

段ボールに入れて、他の資料といっしょに梱包して、
次の、最後の開催地の金沢へ向けて送り出して、
これでひとまずホッとしたのでした。
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by ichirographics | 2013-06-06 15:23 | つながる

29年

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娘の、私大受験日のきょうは、
事務所の創立記念日。
けさ一緒に出かけた娘は
へえ、事務所もすっかり…おじさんやねえ!

1984年2月1日から、ちょうど29年。
よく、まあ続けて、やっていること!

デジタル時代になって久しいけど
(先日買ったMacはOS10.8)、
最初は完全なアナログで、すべてが手の仕事だった。

三角定規も、机も、お疲れさま!
掛け時計も、コーヒーメーカーも!
みんな、現役だね。
がんばって行こう!
人間も!
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by ichirographics | 2013-02-01 10:45 | つながる

NYからの紙筒

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NYはロング・アイランド・シティから届いた、紙の筒。
内容物の欄に小さく、certificate とある。

米・グラフィスから"Poster Annual 2012"金賞受賞の
通知が届いたのは昨年2月のこと
その、賞状が届いたのでした!

いまは米国本社のグラフィスは、スイス発祥の世界的なデザイン誌(雑誌は終刊)。
そのポスター・デザイン年鑑に、僕の手がけた
京懐石・和光菴のポスターが掲載されること、ついで、受賞したことが通知され、
僕はその年鑑の完成を待っていました。

ほぼ1年越しに。これは、とっても、うれしい!
遠いこだまのように届く・・・
有り難味を、年頭にかみしめています。

GRAPHIS POSTER ANNUAL 2012 GOLD AWARD
presented to ICHIRO WATANABE GRAPHICS for Kaiseki Resutaurant Wakouan
と記してある。夢じゃない・・・。

ビジュアルは、グラフィスの、金色のGオブジェ。
さきにいただいた、プラチナのGと一緒に、事務所の壁に掛けよう。
励みに、します。




金賞受賞が決まった昨年2月の記事はここ
ポスターの掲載が決まったときのことはここに
Graphis Design 2011でのことはここに それぞれ書きました。
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by ichirographics | 2013-01-07 21:58 | つながる

北へ

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終電の日々がかつてなく続いた今年。
あと数日で2012年が終わります。

年末になって
梅田の阪神百貨店「北欧フェア」でたまたま見たグラフィックや
テキスタイル、そして家具のの、手触りとデザインが印象的でした。

デザインが、生きている。
そんなふうに思うのは、なぜか。

商業的な場に出てくるデザインにしても
そこにはピュアな意思を感じて、かつ
源流として、ポール・ランドなどデザインの大いなる先達から
デザインの時代以前のマティスのカットアウト、
そしてもちろん、土地に根づいた産業の事情=文化を、
ぼくは思います。
はからずもプリミティブゆえに、新鮮。
造型への意思が、強固だ、ともいえます。

つまるところが、シンプルです。
シンプルでなくなっていた僕の琴線が、震えました。
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by ichirographics | 2012-12-27 03:53 | つながる

手ざわりのある、物語

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たまたま、お昼を食べに行った食堂
ついこの間ご一緒した仕事でお世話になったひとに会い、食事のあと一緒に
その方のギャラリーへ、展示中の作品を、見に行きました。


器や、器だけどふしぎないきもののかたちの陶作品、
手縫いの服、布に描いた絵の、
生地にひっかかり、にじみ拡がる色、かたちを見て
うさぎ、ゾウ、カメ、に似た、いとおしいようないきものたちを見て、さわって

ああ、このひとは自分の才能を、そして脳を、全開されている!
あたりに放出されたアルファ波に、ふれることができそうだ、と思いました。

その素材が何であれ、いきづくいのちの形は共通していて
他にない、手ざわりをもった、固有の物語があって。

素材やジャンルは、関係ないんだ、と、
自分を放出することを気負わず、自然にされているようで、感銘をうけました。
ここまで開放されたしごとを、素直にうらやましく思いました。

触れて、良かった。これは、気持いいです。




神戸美咲子『陶と布の博覧会』展 9月16日(日)まで開催

モノ・カタチ[Yu:An](ゆうあん) http://yu-an.jp/

〒550-0012 大阪市西区立売堀1-11-5
TEL:06-6538-8010
OPEN 11:00~18:30
大阪市営地下鉄 四ツ橋線・中央線・御堂筋線
本町駅22番出口より徒歩5分
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by ichirographics | 2012-09-13 19:55 | つながる

グラフィス、金賞

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米・グラフィスからメールが来て、何だろう?とひらくと
Congratulations.
Poster Annual 2012に掲載が決まっていたポスターが、
いまGold Awardに選ばれたのでした。
思いがけないことでした。

Graphisのサイトで確かめると
Winnerのページに Ichiro Watanabe Graphics の名が
Chermayeff & Geismar や Niklaus Troxler ・・・、
畏敬する世界的デザイナーに混じって、ありました。
(上の画像はその画面です。)

Graphisでは、Design Annual 2011でプラチナ賞をいただいたのと
連続しての受賞。
信じ難いことがつづいている気が、正直どうしてもしますが
でも素直に、うれしいです。

受賞対象となったのは「京懐石 和光菴」のためのポスター。
応募時のdescription には

"Kaiseki Restaurant Wakouan"
A poster I made for a Japanese "Kaiseki" restaurant in Osaka. Here they
serve Japanese cuisine using fresh and natural material in traditional
Japanese style. Copy says: It's a pleasure to have both nature and culture.

と書きました。

自然、文化 ともにあるよろこび。

私たちの、身のまわりにおいては、基本になる、
あたりまえといえば、すごくあたりまえのとらえかた、だけど
見失いがちな、日々のすごしかた。
そういうことがいま、大事かもしれないという
このポスターをつくった時の僕だけでない、チームの思いが、
評価されたんだなあ・・・、と感慨深いものがあります。

みずみずしい感覚で、料理の冴えをみせた和光菴の総料理長 結野さん。
うつくしく、力強い写真を撮影した吉澤さん。
金賞、とりましたよ!

これを励みにして、自らを信じ
これからもどんどん、頑張りたいです。


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ポスターの掲載が決まったときのことはここ
Graphis Design 2011でのことはここに それぞれ書きました。
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by ichirographics | 2012-02-04 01:19 | つながる

生まれました

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先日、出来たてを、いただいていたのでした…。
BODY WORKにコンセプトシートを出品した sur mesure DESAKI のラベル。
年末に向かうもろもろで余裕がなくて(ふう、)やっといまひとつ一段落、
じわっと、実物を手に、仕上がりをさわって、味わってます。

ラベル(織りネーム)は、繊維商社のデザイン部に勤めていた20代前半の頃、
よく版下を作ったりしていました。思えばそれ以来でしょうか。

でもその頃の僕には悪いけど、(いや悪くはないか?)
今回の思い入れと練り上げは、ちょっと格別。
このブランディングデザインの核として位置づけていたのが
この織りネームなので。

金、のなかでも渋めの金糸をつかった、平織りのラベル・・・
やっぱり「現物」はいいなあ。

ひとつ、ひそかに思っていたのは、
出来あがったばかりなのに
昔から代々あるみたい

・・・そういう自然な感じで

いま、生まれました。うれしいです。
クライアントのデサキ様に喜んでいただけたのがまず、うれしいです。
ブランディングとしては、これでまず第一歩、です。いい感じで踏み出せました。

そして20歳過ぎのぼくも、うれしいでしょう。というのも
いまの僕は、20歳過ぎの僕と続いている僕なので。うれしさも格別です。

すごくへんな書き方だな。
でもちょっと、そんなふうに、うれしいです。
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by ichirographics | 2011-12-20 19:44 | つながる

特別な日

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あとから思えばその日、その瞬間しかないときがある。
そのことがあって、今につながる特別なとき。

遠い日のその瞬間があって今があるのなら
その日といま現在とは、ひとつのつながりだ。

特別なかがやきによってつながっているひとつの連続体。
そのかがやきだけによってつながる、ひとつのおなじ、特別な日。

そして存在するのも稀有な、そのかすかなかがやきの力によって
ぼくらは生きることができているのだとすれば

この特別なかがやきを 逃してはならない。

ふいにその日のことを思う今日の日は、いましかない。
いま、まさに過ぎていこうとするこの瞬間しかない。
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by ichirographics | 2011-12-05 02:02 | つながる