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カテゴリ:視覚( 20 )

はじめての映像作品


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初めて、映像作品をつくりました。
音楽CDのプロモーションビデオです。
動画、ですが曲の進行につれて景色の色が変わっていく構成。

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曲によってどんな色がいいか、色鉛筆で塗った
その自然な流れに沿って、編集作業にかかりました。

アルバム全曲のサンプル音源が6分少しのムービーで試聴(視聴?)できます。
アコースティックな「かざおと」の世界、ぜひご体験ください。
https://www.youtube.com/watch?v=CXMoGoepbYo

CDは、https://wga.stores.jp で好評発売中です。









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by ichirographics | 2016-10-17 16:33 | 視覚

写真をならべて

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ふと目にしたものを撮った写真の中から
いくつかえらんで、小さな冊子をつくることにしました。
はじめての写真集は、手製の、限定版。

並べていって、・・・何がみえてくるかな。
いま、構成中です。
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by ichirographics | 2014-07-21 14:29 | 視覚

落ちる水 たちのぼる気

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滝がある。
霧にかすんだ峰の高みからはるか下方に切れこんだ峡谷の
中程の空間に張り出した断崖に立つ楼閣のテラスから
男が眼前にそそりたつ岩肌を見て 水の轟きを聴いている。

べつのバリエーションでは楼閣のある岩場のずっと手前
道のはじまりにもうひとり、
長いあごひげを持つ道士風の男が立ち
テラスの男をふくむ光景のぜんたいを眺めている。
上方の空間に書かれた詩はその賢者の感慨か。

そういう詩想とは無関係に、細い画面の右端、かなり上方で
頂きへつうじる山道を荷物を背負いひたすら登って行く
第三の男の後ろ姿がみえる。

二人の男がやはり谷あいの居室から流れをながめる
「水亭観魚図」(17世紀)の川には、魚は描かれてはいない。
一気に上から描いたのか、渓谷の岩木ににじむ墨跡には
でも、水の時間がたっぷり、とどめられてある。
水の、見えない動きのなかに泳ぐ魚を見るのはだれか。

明代奇想派の渓山図では
山塊はのびあがって行くにつれねじれ、
霞のうえから突き出る山頂が奇怪な姿となって
画面の上部にのしかかる。こんな地形はありえない。
実際に描かれているのは何か。
なぜ世界が、執拗に垂直の構図で描かれたのか。

*  *  *

天王寺の大阪市立美術館に
「橋本コレクション 中国書画」を見に行った。
後期展示の最終日。

展示された絵画の時代は、15世紀から20世紀まで、と
さまざまで、でもこれは見る側の意識だろう、たぶん僕だけのこと、
すべてが風と雨、とりわけ水の表現だった。

何日もやまない風と雨のなか帰ってくる小舟。
その、雨に黒く沈む川辺の空気。

画面の半分はまっ黒の葉で覆われていて まっ黒なのに、
その背後に(描かれてないのに)清冽な水を感じる張大千の絵。

垂直のパースペクティブは、形をかえ、昇華して
また流転する蒸気の、永久運動のベクトルか。
この星の重力に抗してたちのぼる生命体のすがたか。

かつての渓山図では奇怪な山塊だったものが
呉昌碩によってその岩肌の手触りだけが抽出されて描かれた
1912年の「雪根図」…岩石のあいだから生じる雲… の前に立ったとき
リドリー・スコットの映画「プロメテウス」で見たばかりの
おなじみエイリアンの、ぬめり光る水の感触がやってきた。
オーガニック!

*  *  *

美術館を出て駅の方角、
天空に突き上がるあべのハルカスを見た。
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by ichirographics | 2012-09-03 02:08 | 視覚

来たっ!

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入射、反射、ばちーん!
跳ねかえり、ばちばちーん!
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by ichirographics | 2012-07-24 15:22 | 視覚

カメラの不在

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デジカメのディスプレイにできた染みがだんだん拡がって
大きくなるにつれはっきりと円形の黒点となった。

黒い太陽。
といえばマンディアルグの二冊の本をあわせたよう
視界に浮かぶ非存在だ

とかいってる間に(日蝕の日もこれがあった)
その黒い太陽はますます大きくなって
構図をみるにも本当に不便になってきた。

この染みは確かおととしと同じ、
信州から帰ったら、やはり修理に出そうと思っていたら
今度はかばんの底でレンズが突き出たままになっているのを発見、
レンズがひっこんでくれない。
きっと何かで圧迫されてボタンが入ったままになったのだろう。

ごめんよ。精密機器なのにいつも、ひどい扱いをして。ボロボロだね。

で、いまキャノンに出張中。休暇中というべきか。

4.6-17.3mm。は35mmフィルムでいうと28-105mm。
マクロ撮影3~60cm。質量 約155g。
そこを、つまりほとんどすべてを、気に入ってるIXY。
いくつもグラフィックの元となった写真を撮影した、ぼくのIXY。

週明けに、帰ってくるのです。
待ってるよ。



・・・なので、このところ撮っているのはケータイ。
この写真も。

カメラと、カメラが見た光景だ。
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by ichirographics | 2012-07-15 01:17 | 視覚

北欧のひかり 暮らしの中のたのしみ

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難波神社裏の古本屋の店先、
300円本の棚の、積み上げた中から、見つけた。
カール・ラーションの画集。
こまかい砂ぼこりでざらざらの一冊。
お、掘り出しものですね、と店主が
クラフト紙の手提げ袋に入れてくれます。

Carl Larsson (1853-1919, Sweden).

この画集の冒頭にある、早い時期の水彩画は
微妙な光の表現がうつくしく、事物の思い切った抽出の仕方は
水墨画や、あるいは時代はひとつ、場所は大きくちがうけれど、
アンドリュー・ワイエスを思わせるものがあります。
ただ、風景を描いていても
この人の興味は、「ひと」に向かっていることが感じとれます。

物語が、まだ予感のようなものとしてあります。
絵が、事物の輪郭としての、黒い描線を獲得するまでは。

描線は、くらしのなかにある確かさとして、絵のなかにあります。
あるいは物語を紡ぐものとして。
いまの日本のアニメにもつうじる、チャーミングな描線にふちどられた
その内側には、やわらかな光のうつろいが、息づいています。
カール・ラーションの世界です。

郊外の、ひとびとの日常生活があります。
自分の家族も、継続して描いたのでしょうか、
三歳くらいの、たぶん自分の娘を、肩車した自画像があります。
暮らしの中のたのしみ。幸せ。
それが大仰でなく、淡い自然光のなかで
(低い位置で白くかがやく太陽!)描かれています。
そんな身近なものの大切さを、思います。

僕はこのひとの絵のプリントされたコースターを持っていて、
それは数年前、スウェーデンのダーラナにすむ
カリーナさんとマリアさん(デュオとしてのCDは一枚だけ)が
演奏のため来日したとき、
会場でのお楽しみ会だったかで当たってもらったもの、
このコースターの絵の作者はスウェーデンの、国民的画家なんですよ、
とそのとき教えてもらって、Larssonを知ったのでした。

マリア&カリーナ。
暮らしのなかに伝わるうたや、ポルスカなどのダンス曲を
ふたつのフィドルでいきいきと、紡ぎ出す、奇跡のような演奏。
ちょうど年末の時期で、クリスマスの、日本では質素にさえ思える、
たのしみについて、話してくれました。
いまも、きらきら光る、音楽の記憶・・・。

そのときから使っている、コースターの絵が、画集にもありました。

埃をていねいに拭きとって、ページをめくりました。

掘り出しものです。





colombo 南船場の古本と雑貨の店 http://www.colombo.jp/
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by ichirographics | 2012-06-15 00:59 | 視覚

紋を描くひと

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すぐれて美しい図像として紋を見ることはあっても、基本を知ることはなかった。
家紋の本を、資料としては持っているけど、紋付を持ってはいない。
どころか着物を持っていない。そういう環境にいないので、
たまに仕事の必要が紋を「かする」ことがあったら、
途方に暮れないまでもお勉強、と身構えるところがありました。

「家紋の話 -上絵師が語る紋章の美-」(泡坂妻夫・著 新潮選書 1997年)を読みました。

著者は代々続く紋章上絵師。
掲載されている図版は2000点以上ですが、たんに分類~羅列の編集ではない、
紋を描く立場から語られているのが、独自でした。紋が、生きている。
印象的だったところを抜き書き。

「紋は基本形より、そのバリエーションに人気が集まることが少なくありません。」

「…この丸に五三の桐も…(中略)…形の取り方で紋章絵師の個性が現れる、描き方の難しい紋です。」

作図法も書かれていて、読んでいくと
「浮線稜の丸は、円の中に花や蝶を左右対称に配した美しい文様」
「紋を囲む輪は、その太さが直径の九分の一より、やや太めのものを『丸』といいます」
あるいは「丸の次に大切なのは、中心に描かれる小さな円です。」
と、円、輪、丸、が使い分けられていて、僕はそれらの違いに興味があったので
(じつは子供に違いをきかれてうまく答えられなかったので)
とらえ方の、ちょっとヒントをもらった感じ。
描くひとは、紋のかんどころを、そのイメージの内側から捉えて新鮮です。

ところで著者は、有名な、そして多作なミステリ作家で、紋をモチーフにした作品もある。
また奇術師でもあった、という行き方。
固く身構えない、自由な行き方に見えて、
このひとがいたと思うのは、うれしい。力を得ることです。

もうひとつ、抜き書き。「三つ追い」という紋についての文章から。
「三つが円状に追っています。同じ円の上を追っていると誰が追っているのか誰が逃げていくのか判らなくなります。チェスタートンの探偵小説にこの状態をトリックにした名作があり、三つ追いの紋を見るとそれを思い出します。」
…こんな自由な連想と描写が、紋章の本にあった?

伝統については、敬遠気味でしたが、
かたく構えず、たんに古いものが自然にいいな、というふうに
興味が向かうと、すこしずつ、身近なところから見えてくる気もします。

写真は、きのうの午後の本町。
御堂筋側には張子の虎、通りには提灯が飾られた門が、先週から立てられていました。
門の上部の幕に染め抜かれているのは三つ巴の紋と、薬の字の紋。
くすりの町、道修町の神農祭です。きょう22日と23日。
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by ichirographics | 2011-11-22 08:38 | 視覚

枠に切りとられて

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風景に、紅葉はぽつん。

それでも、鮮やかな絵になる
このところの朝。
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by ichirographics | 2011-11-16 09:49 | 視覚

2012年カレンダー、できました

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2012年の渡辺美香子カレンダーが、出来ました。
「2012 Mikako's Small World Calendar」。

近年恒例となったこのカレンダー。
ことしは昨年よりひと月早い仕上がり(世間的には早くない?)。
出来たてで、本日11月1日より、販売開始です。

壁掛け用の孔あき、開くとA3変型サイズ、見開き1ヶ月の
上に風景画、下半分は書込めるタイプのカレンダー。
1ヶ月1作品、季節感ある色鉛筆画を
次の一年間、楽しんでいただければ…と思います。

[仕様・価格]
2012年カレンダー
「2012 Mikako's Small World Calendar」
1か月1作品 13見開き 中とじ オールカラー
開いたサイズ ヨコ280×タテ420mm(A3変形) 
税込2,100円  送料無料(メール便発送のみ)
ご注文はこちらウインドミルのカレンダー販売ページ
お申込後、お知らせした口座へのご入金が確認されしだい
すぐに商品を発送させていただきます。 

ウインドミルHP: http://www.eonet.ne.jp/~windmill-net/index.html
渡辺美香子HP: http://www.eonet.ne.jp/~mikakoworld/index.html
渡辺美香子ブログ: http://ameblo.jp/immk709/
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by ichirographics | 2011-11-01 15:35 | 視覚

等間隔、波状

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--- 見て。のんき雲が浮かんでる

とぼくがいうと娘は

--- あれは地震雲やで、ほら、等間隔で。どうしよ


そうなん?と話してるぼくらは確かなことを知らない。

午前6時、雲博士の息子はまだふとんの中。


*


あれは…良いことが等間隔でやってくる

という前触れの雲。


* * *

今日は近鉄阿倍野店「渡辺美香子 色鉛筆画展」最終日。
午後7時までです。
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by ichirographics | 2011-10-19 11:25 | 視覚