グラフィック一枚 グラフィック一ファイル

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学校帰りに事務所に来た娘と、近くのギャラリーで
100ggg books 100Graphic Designers という展覧会をみました。

グラフィックデザイナーひとりの作品が一冊、が100冊になったところでの
記念の展覧会ということで、各人の代表作が展示してあります。

ギャラリー空間でこういうグラフィック作品をみるとき、よく感じるのですが
どう見たらいいんだろう、という気まずさ。
とくに何かテーマ展示ではなくて、今回のようにそれぞれの、
いろんな時点でつくられた広告だったり、まあほとんどポスターが、
その時点での役目を果たしたものがあって それをどうみるか。

固く考えると、作った時点での衝撃、存在感というのは失われている
グラフィックたちに、どう相対しようか。
そんな構えなくてもいいのに、ちょっと思ってしまう。

それで落ち着かなくなって、現物なんだな、と思ったり。
線がきれい、とか、網点が粗いんだ とか、毛ヌキが合ってる(ずれてる)とか、
そういうどうでもいいようなことにかなり気をとられます。
たぶん、印刷物がギャラリーに、おさまってるのが、僕には
基本的にどうも居心地がわるいんでは、と、感じます。

ポスターなりが、編集されて本に掲載されると、それこそ居心地は悪そうですが
でも実際の大きさ(小ささ)は、グラフィックの衝迫力とはまた別物で、
小さな本でふと見たグラフィックに心を奪われて、吸いこまれそうになる
そんなことも、あります。

と思って見てると、娘が、置いてあるiPadで
電子書籍化された各デザイナーの作品を、みている。夢中で。これ、面白いわ。
確かに。これなら拡大もできるし。
同じ場所にある現物より面白い、ってことはないけど、これはこれで。

展示された現物のグラフィックは、やっぱり良いものなんですよ。
だけど、見る側の受けいれが、すうっと整わない場合もあって。

と、いろんな風にみて、ひとつのグラフィックの魅力は、また新たに出てくるな。
そんなことを思いました。

展示はたぶん100人のいま半分で、残り半分は今月末からの後期ということ、
僕はきょう見なかった目当てがあるので、またじっさいに見に来ます。



100 gggBooks 100 Graphic Designers
前期:11月9日(水)-11月26日(土)
後期:11月29日(火)-12月21日(水)

dddギャラリー
〒550-8508 大阪市西区南堀江1-17-28 なんばSSビル1階
11:00A.M.-7:00P.M.(土曜=6:00P.M.まで) 日・月・祝祭日休館/入場無料
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/
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by ichirographics | 2011-11-10 21:27 | 展覧会

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