2010年 07月 29日
GRAPHIS プラチナ賞受賞
スイス発祥のデザイン誌グラフィス(現在は米国NY本社。雑誌は終刊)の
GRAPHIS DESIGN ANNUAL 2011 に作品が掲載され、
されただけでなくPlatinum Awardをいただきました。
Graphisサイトでみた時は目を疑って、二度見、、かなりのびっくりでした。
その証書が米国から送られてきて、これでリアルなことがわかりました。
出品したのはJAGDA大阪 Another Japan ポスター展で制作したポスター。
思いがけず陽の目をみましたが、ストレートにうれしいです。
じつは今年はじめに、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレに応募した
オリジナルポスターが入選して、今年2つめ。というかデザイン人生で2つめです。
今まで正直、目の前の仕事をこなすのが精一杯で、コンペに出す事などもなく
出品するという発想自体がなかったのが、仕事をとりまく環境が激変してきて
いま、自分が何をする者である、と言わないことにはわからない。
そんな状況になってきたと感じて、思ったのは、やりたいことを言おう。
色々やって良いんじゃないかな…
そんなふうに考えが、ごく最近、変わってきた中での制作・出品です。
そんな過程で、一から自分のデザインを見つめ直したら
30年くらいぐるっとまわって、初心みたいなのが出てきました。
作ったポスターはこちら、Graphisサイトに掲載されています。赤いお椀です。
http://www.graphis.com/latest/winners/annuals/design/?book=53
日本文化の単一性、と思われているその背景には、他文化の多様性がある
…という発想を、フタを開ければアジアの香りがたちのぼってくるイメージで
表現したものです。じつはつながっているんだ、と。
デザインは視覚言語、世界共通と言われた時代もありましたが、
生活条件や習慣など背景、歴史、宗教…は世界のリージョンによってさまざま。
こちらが込めたものがどう、伝わるんだろう、という思いはいつもあります。
つたわったかな。と少し、思いました。
ワルシャワのポスターはここに書きました。音楽のブログです。よかったらみてください。
http://ameblo.jp/ichiro672/entry-10553607057.html
by ichirographics | 2010-07-29 14:01 | 伝える